人生で初めて嫌いだった奴が死んだ

 

なんだろう?散々文句言っていても死んだ後は

「いい人だった」みたいな感じ

 

亡くなったのは最初の店のオーナー、何年か前に脳梗塞で倒れた

店がバタバタしたのは覚えている

まずは予約が入っているお客様におことわりの電話

まだ内容は伝えないとのことだったので入院とだけしか理由は言えない

本社の社長も交えてのミーティング

動揺せずに今まで通り仕事をすること、お互い協力しあってお店を支えること

 

その3日後、オーナー重篤

心配だからと駆けつけるT先輩

自分の予約のお客様はそのままにして飛び出すT先輩

ご来店してしまったT先輩のお客様

 

馬鹿でしょ?こいつ

 

持ち直したオーナー

安定した後にお見舞いに行ったけど、想像よりひどかった

 

帰りたいからと定時前に帰りだすK先輩

無くなった勉強会

禁煙なのにタバコを吸いだすT先輩

見て見ぬふりの店長

 

お店の秩序が崩れ始めた

 

この後、ストレスフルで身体にガタがきて入院して退社した

 

嫌なオーナーだったけど、この人がいたからお店の秩序が守られていたんだと

思い知らされた

 

そして最近、知った訃報

お店の人からは伝えられず、他の人から聞いたので葬式には出れませんでしたが

それで良かったとおもいます